日々を丁寧に生きるきっかけをもらいました。

「少しきちんとしたものを持っておきたいと思って」

古川さんの presentの日傘のことは、2020年11月に開催された地球フェスでマルシェに出展していらっしゃったのがきっかけで知りました。その時は、「わ〜!着物の日傘!素敵だなぁ!」って思った程度でした。

 

そこからはしばらく忘れていました。

 

 

また翌年、春過ぎになって、そろそろ日傘を使う時期になったんですね。

 

その時に、いつも使っていた折り畳みの日傘はあったんですけど、「何かきちんとしたものを持ちたいな。」ってふと思って、古川さんの日傘のことを思い出しました。

 

 

それで、実家に着物をみに行こうと思い立ちました。

 

 

 

「母は着物をたくさん持っている人」

 

 

母は、着物が好きだったようで、沢山持っていました。

こんなにたくさん持っていたんだなぁとびっくりしています。もう、今は着ていないので、タンスに眠っているままでした。

 

 

私には姉もいるんですが、姉は若い時着ていたこともありました。私はあまり着なかったんですが。

 

 

母から着物を見せてもらって、「わ!素敵だな」って思うものを、2枚持ち帰ってきました。どちらも、すごく素敵な柄で、その時は選べませんでした。

 

 

着物の柄って、どうしてこんなに素敵なんだろう? 心惹かれるというか、魅了されるというか。

 

 

 

それで、古川さんに実際にみてもらって、日傘にしやすい方で、決めようと思ったんです。

 

でも、実際にお会いして見てもらったら、どちらもできるし、どちらも素敵ですね、ということでした。笑

 

 

 

「姉へのプレゼントにするという閃き」

 

 

 

その時に、閃きました。「あ!姉にプレゼントしよう!」って。

 

ちょうど姉の誕生日も近かったので、一本は、姉の誕生日プレゼントに、もう一本は私が使うように、二本オーダーすることにしました。

 

日傘につける部品も、一緒に選ばせてもらいました。一種類ではなくて、いろいろな色や形から選べるのも楽しかったです。

 

 

 

オーダーしてから、出来上がるまで、楽しみに待っていました。

 

 

いざ、完成して、納品していただいた時は、感動しました。「あの着物が、こういう風に、形を変えて日傘になるんだなぁ。」って。

 

 

 

姉もとても喜んでくれました。「この着物、私も着ていたことがあるよ。」って。

 

以前姉が袖を通して、着ていた着物が、また別の形になって、姉のところに運ばれていくなんて、なんだか面白いですね。

 

 

「日々の暮らしを丁寧にする」

 

私の場合は、母はまだ健在ですし、元気ですが、母が元気なうちに、娘たちがそれぞれ別の場所で、着物から形を変えた日傘をさして、着物を大切にしているという姿を見せることができたのは、良かったのではないかな?って思っています。

 

 

日傘なら、気軽にどんな時も、一緒にいろんなところへ連れて行けるので。

 

 

さしていると、「素敵ですね。」ってたくさん声をかけていただけるのも、嬉しいです。

 

自分がきちんとしたものを持ちたいと思ったのは、日々の暮らしを丁寧に生活していこうという思いがあったからかもしれません。

 

日傘を大切に使っていくことで、この思いをいつも意識して行きたいなと思っています。

 

そして、作り手の古川さんの「大切な人と今を生きる」という理念にとても共感しました。

 

 

ありがとうございました。